包茎と亀頭包皮炎

包茎とは、ペニスの皮が長く、その皮によって亀頭が覆われている状態のことです。
包茎には大きく分けて3つの種類があります。
勃起時に亀頭が出てくるタイプの包茎は仮性包茎、勃起時にも亀頭が出てこないタイプの包茎は真性包茎、勃起時に亀頭が出ても皮によって締め付けられてしまうタイプの包茎はカントン包茎と呼ばれています。
いずれの場合も、亀頭が皮に覆われている時間が長いため、雑菌が繁殖しやすいです。
その雑菌によって亀頭に炎症が起こることが、亀頭包皮炎です。

亀頭包皮炎になると、亀頭が赤く腫れたり、痛みが生じたり膿が出てきたりするようになります。
排尿障害は伴わない場合が多いのですが、悪化すると尿道狭窄を起こすことがあります。
そのため早めに治療することが肝心です。

治療では、主に抗生物質の投与がおこなわれます。
抗生物質により雑菌が排除されれば、亀頭包皮炎は治っていきます。
しかし包茎の状態が続いている限りは、再発する可能性があります。
再発を防ぐためには、できるだけ清潔な状態を保つことが必要です。
包茎手術を受けて亀頭を常に露出した状態にすることも、亀頭包皮炎の予防として有効です。

包茎は性病のリスクを上げる

生まれた時は、ほとんどの場合、亀頭は先端まで包皮につつまれています。
そして、中学生くらいになれば自然に剥けていくということですが、中には包茎のままの状態の男性もいます。

包茎ということで、自分に自信がなくなったり、男性にとってはとてもナイーブな問題になってきます。
また、包茎であるがゆえに性病のリスクとも関わってくるのです。

皮がほとんど剥けないために、包皮の内部に恥垢が溜まってしまいます。
この恥垢を放置しておくと、悪臭の原因ともなり、性病や炎症、感染症などのリスクを高めていきます。
ですので、包茎であることが不衛生ではなくて、恥垢を溜めていることが不衛生ということにつながりますので、日頃きちんとたお風呂場での手入れが必要になってきます。

また、これは男性だけの問題ではなく、女性の方にも関わってくる問題になってくるのです。
その男性と性交をした場合、もちろん性病のリスクは高まってきます。
例えば、子宮頸がんや不妊症を引き起こす原因にもなってくるのです。

そのためにも、性交の際にはかならずゴムを装着しておくようにしましょう。
そして、子作りの際にも覆いかぶさっている包皮のせいで射精しても届かないというケースもあるようです。
ですので、パートナーとのことも考え、どの対策が一番いいのか考えるようにしましょう。

仮性包茎は治療不要?

仮性包茎の状態はさまざまで、軽度なものから重度のものまであり一口に仮性包茎といっても個人差があります。
普段は包皮は被っていても勃起時には剥ける場合や普段も勃起時も包皮を被ってはいるが手で剥ける場合などが仮性包茎とされています。
性行為の時に、痛みなどの問題がなければ治療不要の方がほとんどです。
しかし仮性包茎の状態では、包皮が被っている亀頭付近に汚れがたまりやすく、不衛生になってしまうので注意が必要です。
不衛生にしていると感染症にもなりやすいので日頃から清潔に保つことが重要です。
感染症は性行為する上でもパートナーとの関係に大きな影響を及ぼしますので、気を付けるようにしましょう。
仮性包茎は治療が不要なケースが多いですが、見た目などの点からコンプレックスに感じる方は精神面での影響もあるので治療をおすすめします。
また、包皮と亀頭が一部癒着している状態で自分で剥こうとした場合は激しい痛みや出血をすることも考えられますので、無理に自分で何とかしようとせず早めに医師の診察・治療を受けるようにしてください。
デリケートな問題ではありますが、悩んでいる方は大勢いらっしゃいますので、ひとりで悩まずに医療機関などに相談に行くことをおすすめします。